名刺プロフィールの作り方についてです。
あなたは自分の事を魅力的に相手に伝えるプロフィールはありますか?
フリーランスや経営者の方は特に相手に興味を持ってもらえなければ話になりません。
相手に伝わる名刺プロフィールの作り方には忘れてはならない重要なポイントがあるのです。
今回は名刺プロフィールの作り方についてまとめてみました。
※参考:スピードブランディング
【なぜ、プロフィールが大事なのか?】
プロフィール作りについてです。
最初に言っておきますが、このプロフィールは大変重要です。
プロフィールとは、訪間者に自分を印象づけるために書く簡単な自己紹介文で、
履歴書に書くような「何年にどこの大学を卒業して、何年にどこの会社に入って、何年に転職して」といった、
単なる学歴や職歴の羅列とは違います。
プロフィールとは、あなたがどういう経歴の人で、これまで何をしてきて、現在は何をしていて、
どういう分野で活躍しているのかを、200?300文字の中で表現するものです。
学歴や職歴など自分のキャリアをできるだけ詳細に語ることにより、
読者はあなたに興味を持ち、安心してコンテンツを読んでくれるのです。
たとえば、ビジネス書の最後のページに書いてある著者プロフィール。
これを読むと「この著者はこの本を吉くにふさわしい人である」ということが伝わるように上手く書かれています。
逆に言うと、読者に「この人の書いた本なら、是非読んでみたい」と思わせるのが、良いプロフィールなのです。
実際、売れているビジネス書の著者は、プロフィールをいい加減に書くことはありません。
是非、色々なベストセラー作家のプロフィールを読んでみて、良いプロフイールとはどういうものかを研究してみてください。
ところで、あんたのが本屋さんで面白そうな本を見つけた場合、まずその本のどこを見ますか?
実は、タイトルや装丁の次に多くの人か見るのが著者のプロフィールと言われています。
私はビジネス書を読むのが趣味なので、マーケティングリサーチを兼ねてよくリアル書店に行きます。
急ぎの時や、あらかじめ買うものが決まっているときにはアマゾンで買いますが、
時間が許す限り書店に顔を出し、実際に本を手に取って購入するようにしています。
目次を実際に確認できないネット書店では、たまにタイトルと内容が違っていたり、
知りたい情報が載っていなかったりすることがあるからです。
店頭でおもしろそうなタイトルの本を見つけたとすると、次に真っ先に見るのは、やはり巻末のプロフィールです。
私は「こんなおもしろそうなタイトルの本を書いた人って一体どんな人だろう?」
と興味が湧いてきますが、皆さんもそうではないですか?
読者も「この著者は、そのコンテンツを書くにふさわしい人なのか?」、
「そのタイトルについて語るにあたって、相応の知識と経験がある人なのかどうなのか?」という点はチェックしていると思います。
多くの人は、「この著者は過去にこういう経験をし、現在はこういう肩書で、こういう仕事をしているから、このテーマでモノが言えるのだ」と判断するからです。
さらに、読者は経歴やキャリアからその著者のスキルをある程度推測し、変わったバツクグラウンドであればあるほど興味を持ってくれます。
これは何も本を書いている人に限りません。
ブログやホームページあるいはミクシィなどのSNSにも必ずプロフィールを書き込みます。
それだけプロフイールというのは、あなたの第一印象を決定づける最も大事なものなのです。
だから、「あなたがこれまでどういう経歴で、何をやってきたのか?」という
経験・知識・能力を瞬時にイメージさせるパーソナル・ストーリーが人事なのです。
最近、個人でもホームベージやブログを持つ人が増えてきましたが、
残念ながら、そこにきちんとしたプロフイールを載せていない人が多いのが実情です。
もし、まだプロフィールを載せていない人がいたら、今すぐしっかりとしたものを作って載せてください。
今すぐです!
なぜかというと、プロフイールがないことにより、あなたは気がつかないところで大きな機会損失をしている可能性があるからです。
【ストーリーの重要性】
歴史的に多くの偉人の伝記が読まれてきたように、人はその人の生き様や体験、すなわちストーリー(物語)に興味を持ちます。
ストーリーこそが感動と共感を生む、最強のコンテンツなのです。
オリンピックやワールドカップなどスポーツの舞台では、多くの感動的なシーンがあります。
なぜ人は感動するかというと、その陰に壮絶なドラマ、すなわち「コーチと二人三脚で勝ち取ったメダル」とか
「親の死を乗り越えて獲得した勝利!」などのヒューマンストーリーがあるからです。
ここでは、プロフイールを語る上でストーリーがいかに大事かという2つの具体例をご紹介したいと思います。
まずは私の友人であり、世界的なコーチとして知られているマイケル・ボルダックのストーリーをシェアしたいと思います。
マイケルはカナダに生まれ、7歳のときに実の父親が母親を殺害してしまうという、非常にショツキングな事件を体験しました。
突然母親の愛情を失ったショックから、彼は重度の言語障害となってしまい、
さらに父親の犯してしまった行為のために極度の人間不信に陥りました。
その影響で若い頃のマイケルは人とまともに話すことができなかったのです。
天涯孤独の身となって親成の家に預けられましたが、里親の下では親がいないことから差別といじめにあいます。
青年に成長したマイケルは高校を中退し、希望のない人生を過ごしていました。
何社もの就職試験を受けますが、いつも面接でどもってしまうため、どこにも採用されなかったのです
18歳で初めてついた仕事はゴルフコースの芝刈り。
その仕事を選んだ理由は、人とまったく話す必要がないからというものでした。
朝から晩まで芝刈り機を押して得られた当時の月給は、わずか8万円。
しかし母を失い父と離れて暮らすマイケルは、若いときから自分で生活の糧を得なくてはなりませんでした。
18歳から20歳まで人を避けて芝刈りの仕事をしていた彼でしたが、1冊の本との出会いによって一念発起。
数年間で1000冊以上もの自己啓発書を読み漁りました。
19歳のときにマイケルは1冊の本と出会い、
その中に書かれていた『成功者は生まれつきでなく、作られるものである』という言葉に衝撃を受け、自己変革を開始します。
お金がなかったためすべて本による独学でしたが、半年後にどもりを克服し、セルフイメージも急激に上がっていきました。
その後、世界一のコーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズ氏と出会い、彼の元で仕事をするとで、目覚ましい成長を遂げていきます。
アンソニー・ロビンズ&アソシエイツでトップセールスマンとして活躍し、後にバイス・プレジデントとなりました。
アンソニーが若いときに、ジム・ローンの成功プログラムの販売営業をすることで成功法則を身につけたのと同様、
マイケルもまた師匠のアンソニーのように、仕事を通して成功法則を深く学びました。
その後は独立して短期間で経済的成功を成し遂げ、プロコーチとして、
またコンサルタント会社の経営者として、世界各地の様々な業種の企業および個人の成功に貢献しています。
彼は、自分のようなバックグラウンドでも「考え方と習慣を変えれば誰でも成功できる」というメッセージを多くの人に伝えたかったといいます。
現在、マイケルのこのストーリーに感銘を受けた多くの日本人メンバーが、彼のパーソナルコーチングのクライアントとなっています。
今ではクライアントが増え過ぎ、彼一人ではとてもこなせないので、
「達成の科学」というプロのコーチを養成する研修プログラムを設け、そのフォローアップに努めています。
寒いカナグで生まれ育ったマイケルは、子供の頃からトロピカルアイランドに住むのが夢でした。
現在、彼はタイのパタヤビーチに住み、海の見えるブールつきの邸宅からスカイプや電話でコーチングを行っています。
私も実際にマイケルの自宅におじゃましましたが、とても素晴らしい環境で、今彼は毎日好きなことをしながら楽しく暮らしています。
このようにパーソナル・ストーリーというのは、読み手に強力なメッセージと感動を与えることができるので、非常に重要です。
告さんも今日から、自分の思いや生き様を語ったパーソナル・ストーリーを考えてみてください。
特にセールスの世界においては、高い効果が得られるでしょう。
【是非お会いしたい!と言ってもらえる為に】
魅力的な人や成功している人というのは一朝一夕で作られるものではありません。
私の名刺デザインのクライアントの方とヒアリングをさせていただく時に、
なぜこの仕事を選んだのか?
という質問をさせて頂いています。
(もちろん無理して全て答えてもらうのではなく、答えられる範囲で回答して頂いています。)
そうすると今成功している方でも、昔苦労した話や、いろんな方に助けてもらった話を聞くことができます。
もちろんすべて名刺デザインに載せるわけではありませんが、その方の大事な土台部分となっているので決して無視はできません。
表面的な部分だけでなく、深く眠っている部分をしっかり掘り下げて名刺デザインをする事で、説得力のあるデザインになると思っています。
今回は「名刺プロフィールの作り方」について。
広島の名刺デザイナー「名刺スタイリスト」の久保でした!
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