「二枚目の名刺オススメ本」についてです。
今回は「2つの名刺を持ちましょう」という本の紹介です。
この方は転職を繰り返しながらサラリーマンとして仕事をしていましたが、
自分の中でしっかりとした軸が無い事に気づきます。
もがきながらも本業とは別の名刺(二枚目の名刺)を作る事で人のつながりを増やしていきました。
そんな中、参加したセミナーでマーケティングの有名な方と出会い、自分の軸を見つける事ができたそうです。
この本は著者の方の体験を交えながら、名刺の役割について書いてありました。
二枚目の名刺を作る事の大きなメリットがわかる大変参考になる内容でしたのでご紹介致します。
【二枚目の名刺がもたらす6つの力】
名刺の持つ力を次のように分けてみました。
- 名刺は分身
- 名刺はラブレター
- 名刺は宣言書
- 名刺は磁石
- 名刺はビジョンボード
- 名刺はキャッチボール
・あなたを語るコトバを「名刺は分身」
名刺は初対面の人とのあいさつの時に手渡す紹介ツール。
チラシは受け取らなくても、名刺は受け取ってもらえます。
小さな紙の中にあなたを表現するコトバが散りばめられていますか?
・あなたの思いを届ける「名刺はラブレター」
「誰に渡すのか」を見据えて名刺を作ると効果的です。
「誰かを見据えて思いを書くもの」といえば、ラブレターがありますね。
あなたがこれから会いたい相手は誰なのか。
その人はどんな人なのか、どんな性格、どんなものが好き、どんなことをすると喜んでくれるのか。
名刺がラブレターであるならば、あなたの中に具体的に渡す相手との関係性が見えてくるはずです。
私はあなたと出会いたい。名刺にそのような思いを載せる事は可能です。
そのメッセージが相手の胸に刺さるのです。
・あなたに決意をさせる力「名刺は宣言書」
名刺交換は、「私は○○です」と名刺を渡す相手に伝える行為でもあります。
それはある種の「宣言」でもあります。
「宣言」とは誓いを立てる事。ガイドラインとも言えますね。
宣言したからには、看板に嘘があってはいけません。
できないことを語ってはいけないですし、そこに書かれている事に対して責任が生まれますから、
本人はそこに向かって努力しなければなりません。
宣言するからにはそのガイドラインを守るべく、自分を高めていこうとする効果があるのです。
・出会いたい人との出会いを引き出す「名刺は磁石」
伝えたい相手を見据えて、あなた自身の「分身」に「宣言」する事で、あなたは「出会いたい人に出会う力」を引き出す事ができます。
これは自然の流れだと私は思います。
私が営業するわけでもなく、私がやりたい事を理解してくれて、なおかつ私を必要としてくれる人が、自らやってきてくれるのです。
これは相手にとっても、私にとってもストレスがない状態といえます。
まさにこれが「磁石」。
名刺を通して、出会いたい人同士を引きあわせてくれる。
自分名刺には、そんな役割もあるのです。
磁石は引き寄せる効果の他に、もう一つの効果も引き出します。
それは「自分が苦手だな」と思う人とのご縁を遠ざけてくれるのです。
自分の中に強い「磁石」ができると、出会いたい人との出会いはより協力になり、反発する人との出会いは寄せ付けなくなるのです。
さらに一度引き寄せられた磁石は、また同じ磁力をもっている人を引き寄せ、
「紹介」という形でまた新たな出会いを引き寄せてくれます。
これは本当に面白いと、自分でも感じています。
・ちょっと先の未来を引き出す「名刺はビジョンボード」
夢をかなえるためには「イメージボード」を作るといいとか「宝地図」を作るといいよと聞いた事がある人は多いと思います。
これは強力で、いくつも願った事がかなっています。
ではなぜ、かなえることができたのか。「願ったからかなったわけではない」と私は思うのです。
それは行動です。
当たり前ですが、行動なくして実現はない。
ビジョンボードを作っただけでは夢はかなわないのです。
行動力を喚起するには自分名刺が有効である事に私は気づきました。
自分を伝えるために言語化した自分名刺には「人に配る」という行動が伴います。
名刺は宣言書という話をしましたが、名刺に「私はこういうものである」という宣言とともに、
「将来こうなりたい」という思いも一緒に宣言してしまう。
そして、自分をきちんと表現し、なおかつ将来のビジョンも伝わる「自分名刺」をつくることができれば、
何度も名刺交換すればするほど、やりたいことがかなる可能性がグンと上がるはず。そう考えたのです。
・相手から話しかけてくれる「名刺はキャッチボールを生む力」
私は会社名刺だけでなく、自分名刺も持って人と会うようにした事で、相手の反応で一番に変わった事があります。
それは名刺交換した相手から話をしてくれるということ。
それ以前は自分がやっていることをなんとかわかってもらおうと、自分から矢継ぎ早にいろいろと話をしていました。
相手のことを考えることもなく。
まさに一方的な自己紹介でした。
関係を気づくことなく一方的にしゃべっては伝わるものも伝わりません。
しかし、自分名刺を作り、名刺交換をするようになると、
「興味があるので、具体的に教えてください。」
「紹介したい人がいるから、今度紹介しますね。」などなど、あちらから声をかけていただけるようになりました。
いろいろ質問してくれるので、私はそれに答えればいいだけ。会話のキャッチボールがとてもスムーズになりました。
相手がまだ構えておらずボールを受ける準備がないうちに、私達はついつい自分の都合で伝えたいことを投げてしまいがち。
それではコミュニケーションミスを起こしてしまいます。せっかくのご縁もつながらずに終わるなんてこともあります。
相手との関係性を意識すると、名刺にもいろいろ工夫ができます。
もっと言ってしまえば名刺を工夫しないのは勿体無い!
名刺がきっかけとなり、相手からボールを投げてきてくれれば、こちらはそれを受け取りボールをまた相手に返すだけ。
またそのボールを相手が投げてきてくれてそれを返す。
そこにコミュニケーションが生まれて、関係性が深まっていきます。
「営業が嫌い」なんて私みたいな人にもピッタリです。
相手がボールを投げてみたくなる。そんな内容を見つけていくのは少し根気がいりますが、
名刺の一つの力として、利用しない手はないと思うのです。
【二枚目の名刺オススメ本「2つの名刺を持ちましょう」まとめ】
今回の内容はサラリーマンとして二枚目の名刺を作成しようとしている人だけでなく、
経営者や個人事業主、起業や独立を考えている方にも参考になったと思います。
その中でも
- 名刺は宣言書
- 名刺は磁石
- 名刺はビジョンボード
という項目は実際に二枚目の名刺を作成した人でなければなかなか実感はわかないと思います。
私もサラリーマンをやりながら二枚目の名刺を作り、独立に至ったので、この効果は実感しています。
まだ二枚目の名刺を持っていない方はぜひ作って見て下さい!
「行動なくして実現はない!!」です!
さらに詳しく知りたい方は下記のリンクからどうぞ!
今回は「二枚目の名刺オススメ本」について。
広島の名刺デザイナー「名刺スタイリスト」の久保でした!
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