名刺スタイリスト(名刺専門デザイナー)のクボです。
今回は「名刺は渡す相手に合わせて何種類も持ちなさい!」についてご紹介します。
名刺は一種類しか持たないものと決めつけていませんか?
渡す相手によって、数種類か持っておくのが効果的です。
特にフリーランスの方は、様々な方から仕事の依頼が来ると思いますが、依頼者が求めているのは一つとは限りません。
相手に対して合わせた名刺を渡すほうが、その後も仕事がしやすいと思います。
今回は名刺を数種類持つことの効果についてまとめてみました。
※参考:フリーで働くと決めたら読む本
フリーランスの名刺は何種類も持ちなさい!
あなたは何種類の名刺を持っていますか?
「えっ、何種類? そんなの1種類に決まってるだろ」と思ったとしたら、あなたの名刺は素晴らしい出会いを生み出してはくれません。
名刺は渡す相手を想定してカスタマイズしましょう。
名刺の「し」は「刺」という字を使いますよね。
つまり、名刺とは、受け取り手の気持ちに刺さらなければいけないのです。
当然、刺さるためには相手の心に、グサッとくる内容になっていないといけません。
具体的に解説しましょう。
あるクライアントの要請で、1年間に何力所もの出張講演をします。
講演の相手は、全国の薬局・薬店のオーナーか責任者。
つまり、その多くは店舗を経営しているのです。
その講演が終わると、懇親会のような場が設けられていたりします。
そこで名刺交換が行われるのですか、そこで手渡す名刺にはこう書いてあります。
「バカ売れセールストークとバカ売れPOP研究家」
この名刺を渡すと、たいていの相手は、当然強い興味を示します。
店舗の売り上げを上げるのが、彼らにとっての火急的なテーマなのですから、そのやり方を知りたいに決まっているのです。
そして、このテーマで会話が盛り上がり、その結果、コンサルテイングの受注につながることが結構多いのです。
もし私の名刺が、「ネーミングの達人」みたいな、あいまいなものだったら、店のオーナーは関心を示さないでしょう。
複数の名刺を使い分ける効果
もう一つ実例を紹介します。
クライアントには大手の広告代理店があります。
そして、時折、「うちのマーケティング部門のメンバーにちょつとした講義をしてくれ」という依頼をいただくそうです。
このときも、カスタマイズ名刺の出番です。
その場合、用意するのはこれです。
「日本一の食品会社社長から、『御社にお願いして本当によかった』と言われた販促技法あります」
これで、相手の代理店のマーケッターは一気に興味をもちます。
大手の代理店マンは、ほとんどが何らかのカタチで食品を扱っている会社を担当しています。
ですから、自分が担当する食品会社に対し、私がカスタマイズ名刺に書いたのと同じフレーズを使ってみたいと思うのです。
私に何らかの仕事が発注される確率は飛躍的に上がり、講演のために訪れた場で本業のマーケティング業務の受注にまでつながるということになります。
これが、「名刺を複数持ちなさい」「カスタマイズしなさい」ということの意味です。
私は相手が一人であっても、その方をイメージした名刺を持参するように心がけています。
これで受注率が劇的に上がるからです。
以上のように、名刺に必要な工夫をするだけで、名刺が一人歩きをして、あなたに代わって営業をしてくれます。
名刺を複数持つ事とカスタマイズ
名刺を複数持つ事の重要性はわかって頂けたかと思います。
私の名刺デザインの依頼も一人の方から数種類依頼が来る事があります。
それは成果を上げている経営者の方からの依頼が多いです。
人とつながる事の大切さを十分理解している為、渡す相手に合わせた適切な名刺を渡されているようです。
名刺を数種類持つ事はかさばったりめんどくさいと思う方もいるかと思いますが、効果的な名刺を渡せなかった事の方が大きな機会損失だと思います。
今回は「名刺は渡す相手に合わせて何種類も持ちなさい」についてご紹介させていただきました。
広島の名刺デザイナー「名刺スタイリスト」の久保でした!
※参考:フリーで働くと決めたら読む本
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