名刺スタイリスト(名刺専門デザイナー)のクボです。
過去に何度か弁護士の方の名刺を作成したことがあるのですが、一般の企業に勤めている方の名刺と異なるので気を付けなければならないポイントが多いですね。
真面目に作るのは当然ですが、あまり真面目すぎると堅苦しいです。
しかし、インパクトを残そうとふざけた(?)感じに作ると信頼性が失われますね。
依頼したくなる信頼性と相談しやすい親しみやすさのバランスがとても重要です。
今回は名刺デザイナーが教える「弁護士用名刺デザイン」の作り方3つのポイントについてご紹介します。
弁護士用名刺のポイント1:信頼感を感じるデザイン
信頼感を感じる名刺デザインの工夫としては、
- 配色を濃いめの色にする
- ロゴ
- 企業理念
- 座右の銘
- 仕事に対する想い
- 経歴
- 実績
などがポイントです。
配色については、それぞれの弁護士事務所のカラーがあると思いますが、一般的に濃いめの色の方が信頼性は高いです。
パステル系のやわらかい色も親しみやすさが出ていいのですが、頼りなく感じる方もいます。
ロゴはやはりあった方が事務所としてしっかりしたイメージです。
企業理念や座右の銘を載せておくと、仕事に対して真面目なイメージを与えることができます。
スペースがあれば仕事に対する想いを載せると、人間性を感じることができます。
弁護士の方によっては経歴や実績があると、より信頼性が高まります。
弁護士用名刺のポイント2:安心感を与えるデザイン
安心感を与える名刺デザインの工夫としては、
- 顔写真を入れる
- TVやラジオなどのメディア出演歴
- ホームページのアドレス
- ブログへのリンク
- 動画へのリンク
- 会話のキッカケのネタ(趣味とか)
- 二つ折りや三つ折りの名刺にする
などがおすすめです。
顔写真を名刺に載せると安心感が出ますね。(恥ずかしい方は小さく載せても大丈夫です。)
最近は弁護士のCMが増えてきましたが、「CM放送中!」など記載すると依頼者も「あ、あそこの弁護士事務所ね」と思っていただけます。
ホームページやブログがあると、名刺に載せきれない情報を確認することができます。
逆に言えばホームページもないような弁護士事務所は不安ですね…。
まだまだ少ないですが、弁護士の方がお話する動画があるとより人なりがわかって効果的です。
又、個人的な趣味や好きな野球チームなど、会話のきっかけになるようなネタがあると親しみやすさがでますね。
情報量が多くてスペースが足りない場合は二つ折りや三つ折りの名刺でページを増やすのも効果的です。
弁護士用名刺のポイント3:連絡先をわかりやすく伝えて依頼のハードルを下げる
弁護士の方は様々な場所で名刺交換をして人脈を作るという方も多いと思います。
依頼者にはいつ事件や事故が起こり、相談したいタイミングが来るかわかりません。
そんな時「あの時名刺交換をした弁護士さんに相談してみよう」と名刺を見返す時が来ます。
しかし、その時に連絡先がわかりにくいと大変困ります。
名刺だと年配の方は小さい文字が読みにくい場合があるんですよね。
そこで連絡先はしっかりとわかりやすく記載することをおすすめします。
連絡先をわかりやすく伝える名刺デザインの工夫としては、
- 文字のサイズを大きくする
- 電話番号やメールアドレスをわかりやすく
- 年配の方でも読みやすい書体
- ホームページのQRコードを入れる
- 検索窓を入れる
などがポイントです。
基本的に連絡先(最低でも電話番号やメールアドレス)の文字は読みやすい大きさで記載しましょう。
書体は明朝体だと真面目な雰囲気が出て良いのですが、ゴシック体の方が読みやすいです。
ホームページなどのURLが長い場合は検索して欲しい言葉で表記する「検索窓」を載せておくと良いです。
“「○○弁護士事務所」で検索”というイメージです。
もしくはQRコードとして載せるのもアリですね。
名刺デザインでお客様との距離を近くする
弁護士という仕事は“いつも必要”というより、“お客様が困った時”に依頼をするものです。
その為には相手との距離を縮め、いざという時の為に覚えておいてもらう必要があります。
「あの時名刺交換をした人に依頼しよう!」と思って初めて仕事につながります。
どの業種にも言えることですが、名刺を工夫するだけでお客様との距離が近くなることが可能です。
元々、私自身が口下手ということもあり、会話のきっかけとなったり、覚えてもらえるような印象に残る名刺を作ったのが名刺デザイナーのスタートです。
弁護士の方も人脈づくりはとても重要だと思います。
今回の記事を参考に内容を見直してみると、より良い名刺になると思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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