名刺スタイリスト(名刺専門デザイナー)のクボです。
医療分野の方からの依頼も多いですが、聞くところによると名刺交換は「お客様に渡す」と「勉強会や研究会など情報交換の場で渡す」の2パターンがほとんどです。
お客様に渡す場合は、大きな病院というよりも個人病院や開業医などの方。
勉強会や研究会で渡す場合は、個人病院だけでなく大きな病院に勤めている方が病院とは別の個人用名刺として作られます。
目的によって若干、名刺に載せる内容が異なりますが、一般企業とはまた違った名刺デザインのコツがあります。
今回は名刺デザイナーが教える「医師用名刺デザイン」の作り方3つのポイントについてご紹介します。
医師用名刺のポイント1:信頼感や安心感がある雰囲気のデザインにする
医師が持つ名刺として忘れてはならないのが「信頼感」や「安心感」です。
信頼感や安心感がないと相手は不安です。
信頼できない人に自分の命を預けるのは怖いですよね。
信頼感や安心感を感じる名刺デザインの工夫としては、
- 配色に注意する
- 肩書きを入れる
- 経歴を入れる
- ホームページのアドレスを入れる
- 顔写真を入れる
などがポイントです。
配色は派手な色ではなく、落ち着いた色や優しい親しみやすい色にしましょう。
基本情報ではありますが、肩書きがあると素人から見ても信頼性が増します。
人によっては経歴を入れるのも良いです。
会社では当たり前ですが、ホームページのアドレスのわかりやすく記載しましょう。(ホームページがない病院は不安です)
抵抗がなければ顔写真を入れると親しみやすさが出ます。
医師用名刺のポイント2:安っぽいデザインにしない
ビジネスの交流会などで医師の方と名刺交換をする機会があるのですが、安っぽい紙を使っていると残念な感じがします。
高級な和紙などを使う必要はありませんが、あまりに安い紙の名刺だと信頼性も損なわれます。
安っぽいというだけで損するくらいなら、デザインや紙の質感を見直した方が良いです。
高級感を感じる名刺デザインの工夫としては、
- 厚めの名刺用紙にする
- ロゴを箔押しにする
- 品のある書体を使う
- 面積当たりの情報を詰め込みすぎない
手っ取り早いのは紙の質感を変えることです。ペラペラの薄い紙ではなく少し厚めを選びましょう。
少しコストは上がってしまいますが、ロゴを箔押しにするのもおすすめです。
ワンポイントなど、派手になりすぎない程度にしましょう。
書体も上品な明朝体などを使うと高級に感じます。(小さい文字の場合は読みにくさも考慮して調整しましょう)
名刺いっぱいに情報を詰め込みすぎると窮屈なので、ゆったりとスペースを開けたレイアウトにしましょう。
医師用名刺のポイント3:専門分野をはっきり伝える
医師用の名刺といっても、専門分野は様々です。
勉強会や研究会など、情報交換をする場で名刺を渡すことも多いと思います。
そこで専門分野をしっかりと伝えておけばスムーズに情報交換できることでしょう。
専門分野を伝える名刺デザインの工夫としては、
- 肩書きを入れる
- 経歴をを入れる
- 出版した書籍を掲載する
- 二つ折りや三つ折りの名刺にして情報量を増やす
肩書きは「医師」とだけ書くよりも「外科医」と書いた方がより専門分野がわかりやすいです。
経歴があるとより専門分野の説明に説得力が増します。
もし書籍などを出版した経験がある方ならその説明も載せておきましょう。
ページ数が少ない場合は、二つ折りや三つ折りの名刺を検討するのもおすすめです。
いかがでしょうか?
医師の方は企業の営業とは違って名刺交換をする機会が多くはないかもしれませんが、少し工夫をするだけで随分と変わります。
この記事が参考になれば幸いです。
コメント