名刺スタイリスト(名刺専門デザイナー)のクボです。
今回は名刺デザイナーが教える「税理士用名刺デザイン」の作り方3つのポイントについてご紹介します。
税理士の方からの依頼も何度か受けておりますが、大きなポイントは2つです。
- 依頼したくなるような信頼性
- 人からの紹介で仕事につなげる
税理士はお金を扱う仕事です。
依頼相手は企業から個人事業主、フリーランス、相続問題など一般の方まで様々ですが、「信頼性」を感じられない方に仕事をお願いしたいと思う人はいません。
又、税理士のお仕事は知人からの紹介で受けるという方も多いようです。
そのため、お渡しした名刺を他の方が見た時にわかりやすいように記載しておくこともポイントになります。
年配の方からの依頼もあるので、文字が小さく読みにくいというだけでチャンスを失うこともあります。
それらのポイントを抑えて税理士用名刺のデザインを工夫していきましょう!
税理士用名刺デザインのポイント1:信頼性を感じる名刺デザインにする
当たり前のことですが、税理士の仕事はお金を扱う仕事です。
自分のお金を信頼できない人にお願いしたいと思う人はいません。
それだけ「信頼性」は大事です。
信頼感や責任感を感じる名刺デザインの工夫としては、
- 配色を濃いめの色にする
- ロゴを入れる
- 企業理念を入れる
- 座右の銘を入れる
- 経歴を入れる
- 厚めの名刺用紙にする
などがポイントです。
色は税理士事務所のイメージカラーもあると思いますが、一般的には濃いめの色の方が信頼感があります。
事務所名だけでなくロゴマークもあった方がぐっと締まります。
企業理念や座右の銘を入れることで、仕事に対する想いも伝わります。
もし可能ならば経歴を入れることも効果的です。
ペラペラは薄い紙だと頼りない印象になるので、少し厚めの紙を選ぶのも良いでしょう。
税理士用名刺デザインのポイント2:依頼につながるように連絡先をわかりやすく書く
せっかく名刺交換をしても連絡先がわかりにくい名刺があります。
住所や電話番号が書かれていても文字が小さくて読みにくいんですよね。
特に年配の方は小さくて見えないという方もいると思います。
せっかくのつながりなのに、連絡先がわかりにくいというだけでチャンスを逃すのはもったいない。
依頼につながりやすい名刺デザインの工夫としては、
- 文字のサイズを大きくする
- 年配の方でも読みやすい書体にする
- 電話番号やメールアドレスをわかりやすくする
- ホームページのQRコードをを入れる
- 検索窓を入れる
- 地図を載せる
などがポイントです。
最低でも電話番号やメールアドレスは読みやすい大きさで記載しましょう。
書体は明朝体だと真面目な印象で良いのですが、線が細いと読みにくいので、文字が小さい場合はゴシック体を検討しましょう。
ホームページにアクセスする際に、URLを入力するのがめんどくさくさいという方もいます。
そんな方のためにQRコードを載せるのも良いです。
名刺はスペースが小さいので、QRコードを載せるスペースが無い場合は検索窓(「○○税理士事務所」で検索)を入れましょう。
もしお客様に事務所に来ていただく機会がある場合は名刺に地図を載せておくと親切です。
税理士用名刺デザインのポイント3:紹介してもらいやすいように安心感と“フック”を作る
税理士の方は紹介で依頼につながることも多いようです。
そんな時のために、“紹介してもらいやすい”雰囲気の名刺デザインにしておくのも一つの方法です。
紹介してもらいやすい名刺デザインを言い換えると、「安心感を感じる」「記憶に残りやすい」デザインです。
安心感や記憶に残りやすい名刺デザインの工夫としては、
- 顔写真or似顔絵を入れる
- 仕事内容がわかるモチーフを入れる
- キャッチコピー(つかみのコピー)
- メディア出演歴(テレビ、CM、情報誌、ラジオなど)を入れる
- ホームページのアドレスを入れる
- ブログのアドレスを入れる
- 二つ折りや三つ折り名刺にして記載情報を増やす
などがポイントです。
顔写真や似顔絵があると、直接お会いしたことがない方でも安心。
電卓など税理士らしいモチーフがあると覚えてもらいやすいです。
素人であるお客様は「こんなこと聞いても大丈夫かな…」と不安になってしまうもの。
キャッチコピーは例えば「どんなささいな事でもご質問ください!」と一言書いておけば、話しやすい税理士さんとして認知され、紹介しやすいです。
もしメディアに出演経験があれば名刺に書いておくと安心感が出ます。
紹介してもらった人は必ずネットで調べますので、ホームページやブログのアドレスは必ず書いておきましょう。
記載情報が多い方は二つ折りや三つ折りにしてページを増やすと窮屈にならず読みやすいです。
いかがでしょうか?
税理士の方は自分で人脈を広げていく必要があるので、信頼性だけでなく、人に紹介してもらいやすさも重要になってきますね。
この記事が参考になれば幸いです。
名刺スタイリスト(名刺専門デザイナー)のクボでした。
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