ユニフォーム効果についてです。
名刺デザインと同時に重要なのが、名刺交換時の第一印象です。
第一印象でその後の反応も変わってきます。
今回は営業の方、経営者の方だけでなく、交流会や勉強会に参加される方にも役立つ、
第一印象を良くする為の心理学「ユニフォーム効果」についてまとめてみました。
※参考:法則のトリセツ 水野俊哉著
【売れる営業マンになるための第一印象の法則】
初対面時の印象は「あいさつ」などの仕方で決まるが、
「はじめまして。○○です」という言葉だけで決定されるのではなく、表情や仕草、声の印象によっても大きく変わってくる。
なぜこのようなことが起こるかというと、社会的な対人コミユニケーションとして言語(バーバル)以外にも非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)が存在するからだ。
したがって、初対面の人と会うことが多い営業マンなどは、服装には細心の注意が必要である。
ネクタイの歪みや寝癖のチェックなど、相手先に向かう前に自分で鏡でチエックするか、
できればセンスの良い女性社員に見てもらうと良い。
元リクルート最強の営業部隊出身で、『リクルート流』『法人営業バイブル』などの著書もある大塚寿氏は、
営業には「質量転換の法則」(圧倒的な量をこなすことでスキルがアツプする法則)があるので、
社内で2人1組で仮想営業トークを行うロールプレイや優秀な先輩営業マンの営業に同行してセールストークを観察するなど、
ありとあらゆる機会を逃さずとにかく場数を踏むことを主張している。
また、外資系保険会社で「元世界m2セールスウーマン」の一肩書きを持つ和田裕美氏は著書『売れる営業になる本』で、
個人のキャラを改善して「売れる営業」になるための処方箋を書く「キャラデウルメソッド」を提唱している。
これは、自分の本来持っている個性を活かしつつ「売れる営業マン」に共通する基本要素を演技してしまう、
という手法であるが、まさに心理学でいうところの「役割演技」であり、「ユニフォーム効果」だ。
ガードマンのユニフオームを着ると正義感がアップしたり、ナース服を着ると普通の女性が「白衣の天使」になりきつてしまうように、
普段は無口な性格だったとしても、自社の製品を売るためだけに「スーパー営業マン」を演じきるのである。
たとえば、高額な商品を販売するのであれば、本人も高級なスーツや時計、カバン、万年筆などを用意する。
外資系の保険営業や外車デイーラー、大手コンサル会社の営業はこのタイプである。
逆に、安くて便利な商品を販売するのに高級すぎるスーッは逆効果である。
あるいはマスコミ業界の宣伝部や営業部では、かっちりしたスーツを着こなすタイプよりは
センスの良さや日焼けして遊んでるふうの雰囲気を売りにするタイプも存在する。
こうしたトータルコーディネートはユニフォーム効果に則って、第一印象をアップさせるのは間違いない。
【名刺デザインと第一印象】
第一印象は初対面の時に決まるものです。
そして名刺デザインは渡した後もずっと相手の手元に残るので、繰り返し相手に見られる事になります。
実は繰り返し相手に見られる事で親近感が高まる「単純接触効果」が得られます。
一度会った人よりも5回会った人の方が親近感が生まれ、好感を持たれやすくなります。
第一印象を良くする「ユニフォーム効果」と、会ったあとも好感を持たれる名刺デザインで「単純接触効果」を上手く使っていきましょう。
今回は「ユニフォーム効果」について。
広島の名刺デザイナー「名刺スタイリスト」の久保でした。
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