今回は「やがて仕事につながるごえんが育つじわじわ稼ぐ名刺」という本をご紹介します。
この本はたまたま近所の本屋さんで見つけました。(笑)
この本を一言で言うと『あらゆる名刺本の中で最初に読むべき本』です。
他の名刺本とくらべて、名刺の作り方ついての“根本的なポイント”を抑えています。
この本を読んでから、お仕事内容やキャラクターに合わせて他の名刺本を読むとベストです。
特に
・個性的な名刺を作りたいけど作り方がわからない!
・インパクトのある名刺で仕事に繋げたい!
・とにかく覚えてもらえる名刺が欲しい!
という人にオススメです。
自作する人もプロのデザイナーに頼む人にも参考になりますね。
◇オススメポイント
オススメポイントは3つあります。
1、タイトルに偽りなし
2、参考事例が豊富
3、強みの発見&キャッチコピーが参考になる。
1、タイトルに偽りなし
この本は「じわじわ稼ぐ名刺」というタイトルです。
このネーミングにはとても共感出来ます。
名刺を工夫するだけで、すぐに依頼に繋がる事ももちろんあります。
しかし、自分の過去の経験では、名刺交換をして数ヶ月後に依頼がくる事も多いです。
今必要でなくても、必要になった時に依頼が来ます。
例えば保険の見直しや家や不動産の購入はそういうパターンも多いのではないでしょうか。
もちろん他のお仕事でもよくあると思います。
今すぐだろうが、数ヶ月後だろうが仕事は仕事です。
だからこそ覚えてもらう工夫が必要です。
覚えてもらえていれば、必要になった時に思い出してもらえるからです。
こういう経験を積み重ねていく事で“じわじわ”仕事に繋がります。
2、参考事例が豊富
この本にも参考事例が載っていますが、特に良かったのは
・手羽先で有名な世界の山ちゃんの会長・山本重雄さん
・ホッピー3代目社長・石渡美奈さん(通称ホッピーミーナ)
2人の名刺です。
世界の山ちゃんの山本さんの名刺は変わっていましたね。
キャラクターが鳥の体に自分の似顔絵ですしね。(笑)
インパクト大です!
石渡さんはホッピーの人気が落ちた時に社長になり、
名刺で個性とキャラクターを出す事で認知度を広めて経営を立て直していきます。
社員の名刺全員にそれぞれ考えた言葉が入っていたり、
東日本大震災の想いが詰まった名刺も良かったです。
このお二人がなぜ参考として良かったのかというと、
「特殊な紙を使っていないから」です。
つまり印刷コストをかけずに内容で勝負しています。
特殊な紙だと一枚当りのコストが高くなります。
それよりも強みをしっかりと表現した内容なので、
名刺制作する際のコスト負担にならないという点で参考になると思います。
3、強みの発見&キャッチコピーが参考になる。
名刺を作ろうと思った時に、
載せる内容として自分の強みを見つける必要があるかと思います。
さらにその強みを表現するキャッチコピーも考えなくてはいけないのですが、
その方法がこの本に紹介されているので、自分を棚卸しするキッカケに良いと思います。
ただ、自分でやってみただけでは一人よがりになります。
名刺を読むのは自分ではなく相手ですので客観的に判断してもらう必要があります。
自分で考えた強みやキャッチコピーは他の人にも見てもらった方が、
より効果的な名刺になりますね。
◇名言集ダイジェスト
・名刺とは「人(自分)の名を刺す」
・感動とは落差である。
・みんなに知られている人か、誰も知らない人かで作るべき名刺は違う。
・AIDMAの法則
・物を売らずに人を売れ!
・ホイラーの法則
・Zの法則
◇まとめ
正直な感想として、カッコつけた名刺が欲しい人には参考にならないと思います。
そういう人にはデザイン書をオススメします。
この本はインパクト重視で仕事に繋げたいという名刺が欲しいという人向けです。
そういう方にはまず読むべき名刺本としてオススメします!
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