6.デザイナーなのに自己主張しない。
デザイナーは普通、その人らしいセンスや得意なデザインというものがあります。いわゆる「個性」という物です。
しかし、私には「個性」というものはありませんでした。
それはデザイナーにとってはマイナスかもしれません。
ところが、依頼者の魅力を引き立たせる名刺デザインにおいてはデザイナーの個性は邪魔になります。
デザイナーの個性が依頼者の魅力と同じとは限らないからです。
私の個性がない事は名刺スタイリストにおいてはプラスとなりました。
だから自分の個性を押し付けずに依頼者を引き立たせ、
魅力や目的に合わせてベストな表現を考える事ができるのです。
今は様々な年代や業種から依頼していただきデザインの雰囲気も幅広く対応させてもらっています。
ではデザインセンスが不要かといえばそうではありません。
どんな雰囲気のデザインにも対応できる引き出しが必要ですので、常に新しいデザインに触れる様にしています。
この6つの力の中には自分で自覚している事と、他の人に褒めてもらって初めて気づいた事があります。
1は自覚していたもの。
2、3、4は他の人に褒めてもらって自信になったもの。
5、6は「人見知り」や「個性が無い」というマイナス面を反転し、プラス面にしたもの等、様々な理由があります。
理由は様々ですが名刺スタイリストの仕事において、どれも欠かす事はできない能力だと思っています。
自分の魅力や強みがわからないと思っている方は、周りの方、特に異業種の方に聞いてみるのも良いのではないでしょうか?
きっと気付かされる事も多いと思います。
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