名刺サイズ・大きさ一覧表まとめ

名刺デザイン

名刺サイズの大きさ、寸法や仕様、そのオススメポイントについてまとめてました。

  • 名刺を作りたいけどサイズや大きさがわからない。
  • どんな名刺サイズがあるの?
  • 自分の仕事や伝えたい内容に合った名刺サイズを選びたい。
  • 名刺の印刷コストを少しでも抑えるにはどれを選べば良い?

そんな方のお役に立てる内容です。

~主な名刺サイズ一覧~

  • 55×91mm…日本で一般的なサイズ
  • 51×89mm…欧米サイズ
  • 110×91mm又は182×55mm…最近増えてきた二つ折り名刺サイズ

↓以下のサイズは現在ではほぼ使用される事がありません。

  • 3号(49×85mm)
  • 小型4号(39×70mm)
  • 4号二つ折り(110×91mm)
  • 5号(61×100mm)
  • 6号(70×116mm)
  • 7号(76×121mm)

55×91mm(日本で一般的なサイズ)

名刺サイズ-55×91mm

一般的な名刺サイズです。

◆名称:4号(東京)、9号(特に大阪)、一般的に名刺サイズの大きさと言えば通用します。

◆寸法:55×91mm(5.5×9.1cm)(日本で一般的なサイズです)

◆詳細

日本で使用されている名刺の中で1番利用されているサイズ(大きさ、寸法、規格)で、一般的に「名刺サイズ」と呼ばれます。
印刷所にお願いする場合は、名刺サイズの大きさと言えば通用します。
市販されている名刺用紙を使ってご自身で作成される場合も、この55×91mmサイズが多いです。

この名刺サイズ(91×55mm)の縦横の比率は1.654で、美しい比率とされるほぼ黄金比率に近いです。

※黄金比は1.618…:1 ≒ 8:5
ちなみにもう一つ白銀比は√2:1 ≒ 1.414…:1 ≒ 7:5

実は関東では4号、関西(特に大阪)では9号とも呼ばれる事もあります。
昔からの名残りの様で、現在でもハッキリとは統一されていません。

元々は「胸ポケット」に折らずに入れられる大きさという事で、
1854年にフランスの写真家が写真付名刺のサイズに近く、
これがルーツになったとの説が有り決まったそうです。

サイズは一般的な名刺サイズを使用しながらも、
他の人とはちょっと違うアクセントが欲しい方は角丸加工をされる方もいます。

◆こんな人にオススメ
・一般的なベーシックな名刺を作りたい方。
・印刷コストを少しでも安くしたい方。
特殊なサイズではなくごく一般的なサイズの大きさなので、印刷コストが安いです。
(※同じ紙質の場合でサイズ違いでの比較)
・持ち運びしやすい名刺が希望の方
(二つ折り名刺などは折りたたんだ時に厚みがあります。)

110×91mm又は182×55mm(二つ折り名刺サイズ)

名刺サイズ-二つ折り名刺

情報が多く記載できる二つ折り名刺サイズです。

◆名称:4号二つ折り(東京)、9号二つ折り(特に大阪)、一般的に名刺サイズの二つ折りです。

◆寸法:110×91mm又は182×55mm(一般的な名刺サイズの縦or横が二倍となります。)

◆詳細

一般的な名刺91×55mmの倍のサイズの大きさの二つ折り名刺です。
スペースが増える分、自分(自社)のウリや内容を入れるスペースが増えるので、多くの情報を伝える事ができます。
その為、経営者や個人事業主の方を中心に人気があります。

二つ折り名刺のメリットは情報量はもちろん、まだまだ珍しい名刺サイズなので、名刺交換をした時のインパクトもあります。
また、名刺を渡したあとも、名刺を保管する際に他の名刺に比べて若干の厚みもある為、見つけやすいというメリットもあります。

もちろん、他にも三つ折り、四つ折りの名刺も世の中には存在します。
ちなみに私が頂いた事がある最大サイズは三つ折りサイズの名刺で選挙用で配られている名刺でした。

◆こんな人にオススメ
・名刺交換時にインパクトのある目立つ名刺が欲しい方。
・自分(自社)のウリや強み、載せたい情報や伝えたい内容が多い方。
・業務内容をしっかり伝える事で、仕事や依頼に繋げたい方。
・会話のキッカケとなる情報を多く載せたい方。
・渡したあとも少しでも見つけやすく目立たせたい方。(二つ折り名刺は通常の名刺と比べて若干の厚みがあります。)

51×89mm(欧米サイズ)

名刺サイズ-51×89mm

一般的な名刺サイズより少し小さい欧米サイズです。

◆名称:欧米サイズ

◆寸法:51×89mm(日本の一般的な名刺サイズよりも若干小さいです)

◆詳細
欧米サイズでもある51×89mmサイズの名刺です。
通常の日本で一般的に使用されている55×91mmサイズ(4号)の名刺と比べて
少し小さく細長いサイズの大きさなので、スマートな印象を与える事ができます。

デメリットとしては、通常の名刺サイズと比べると面積が狭いので、
記載できる情報量は少なくなります。

この欧米サイズ51×89mm(3.5×2インチ)の縦横の比率は1.75です。

◆こんな人にオススメ
・一般的な通常の名刺よりもスタイリッシュな名刺が欲しい方。
サイズが若干細いのでスマートな印象です。
・記載する情報量が少ない方。
・コンパクトに持ち運びしたい方。
・外国人の方とのお仕事が多い方。
・海外でも名刺を配ったり、海外からの依頼のお仕事をしたい方。

 

その他のサイズ

現在ではほとんど使われておりませんが、参考として上記以外の名刺サイズの大きさも載せておきます。

・3号(49×85mm)
以前は女性がもつ名刺のサイズとして一般的でしたが、現在ではほとんど使われていません。

・小型4号(39×70mm)

・4号二つ折り(110×91mm)

・5号(61×100mm)

・6号(70×116mm)

・7号(76×121mm)

 

名刺サイズで使用する画像の解像度はいくら必要?

名刺を作成する時に画像を使用したいと思う方も多いと思います。

その時注意しなければいけない事があります。

それは画像の解像度です。

一言で言えば「ギザギザしていない綺麗な画像を使用しましょう」という事です。
使用する画像の解像度が低ければ(=粗ければ)名刺の印刷の出来上がりも綺麗に仕上がりません。

綺麗な仕上がりにしたい場合、
一般的に印刷会社で印刷する場合の解像度は350dpiあれば大丈夫です。

(ちなみに新聞で使用する画像は300dpi、グラビアで使用する画像は600dpiあれば良いと言われています。)
そこで名刺に使用する画像の解像度は350dpi以上にしましょう。

…と言ってもピンと来ない方はいると思いますのが、
結論として、通常の名刺サイズ(55mm×91mm)なら『757×1253ピクセル』必要という事です。
印刷所へお願いする場合も、自作してプリンターで出力する場合も知っておいて損はありません。

是非お気に入りの名刺を作成して下さい!

※dpiとは?

dot per inch の略。別名 pixel per inch。
プリンタやディスプレイなどで使われる解像度の単位。
1インチを何個の点の集まりとして表現するかを意味する値で、
この数値が高いほど精細な印刷や表示が可能。

 

今回は名刺サイズについてまとめてみました。
広島の名刺デザイナー「名刺スタイリスト」の久保でした。

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名刺スタイリスト

名刺スタイリスト(名刺専門デザイナー)の久保勇二です。
広島県を中心に県外や海外からも依頼を受けています。
企業や大学からの講演依頼、メディア出演の経験有り。
好きなもの:音楽、読書、写真、カフェ巡りなど。

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